2008年度本部定期大会委員長挨拶 

 

委員長挨拶 2008年度本部定期大会の開催にあたり、執行部を代表してご挨拶申し上げます。

 本大会にご参集いただきました代議員をはじめ大会構成員並びに傍聴者の皆さん、大変ご苦労様です。  また本日は、日頃から大変お世話になっております、ご来賓の皆様方にもお越しをいただきました。北海道電力総連から「井田会長」と「今野事務局長」、北海電気工事労働組合「三浦本部執行委員長」、苫小牧市議会議員「山中 保」議員です。ご来賓の皆様方には当労組に対しますご指導とご厚誼に、組織を代表して心から感謝申し上げますと共に、改めて会場の皆さん全員の拍手で御礼に代えさせていただきたいと思います。本日は大変ありがとうございます。

 まず始めに、昨年を振り返ってみますと、「偽」で始まり「偽」で終わった年ではなかったのではないでしょうか?具体的には「相次ぐ食品偽装問題」であり、食肉や野菜の産地偽装、加工食品の原材料偽装、賞味期限の改ざん、また、「政界にも多くの偽り」が発覚しました。消えた年金記録問題や政治活動費の偽り、防衛省の疑惑問題など偽装や不祥事が次々と明るみに出た年でありました。

 私たちの身近なところでは、「伊達発電所燃料輸送パイプラインにおける微少漏油検知装置の不正運用」や「泊発電所3号機建設現場での度重なる不審火」などが挙げられます。昨今、CSRやコンプライアンスの徹底が企業に、より強く求められる中での不祥事であります。なぜ、このような事象が起きたかはこの場では申し上げませんが、企業にだけ責任を押付けて解決を図るのではなく、経営者と労働組合が一体となり、倫理を重んじた行動を起こしていくことが信頼回復に繋がると思います。

 このような世情の中、昨年は12年に一度の統一地方選挙と参議院議員選挙が重なる年でした。道電力総連組織内議員として、統一地方選に道議二名、市議十名の候補を擁立し、十一名の勝利を得られました。また、第二十一回参議院選挙では全国比例区「藤原正司」、北海道選挙区「小川勝也」氏の二名が当選を果たせました。 後ほど、井田会長からも挨拶で触れられると思いますので、私からは、組合員皆様の努力と尽力に感謝申し上げたいと思います。

 次に、2007年度春季生活闘争について触れさせていただきます。
「雇用安定の確保」は大前提でありますが、今次春闘は主に、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)実現のために、重点的に交渉を行いました。  昨年度の総実労働時間は目標の2000時間を僅かながら切ることができず、2053時間という結果でありました。しかし、月単位で時間外の調査をすると100時間を越えている方が毎月10名以上は見受けられました。したがって、時間外管理の徹底・代休の翌日取得徹底を強化することと、時間外抑制のために時間外手当の割増しについて要求しています。結果、法定外休日の時間外割増しを引上げることは出来ましたが、その他は継続協議となっています。従って、恒常的な長時間労働を是正し、体と心に配慮した働き方を早期に改善しなければならず、これは、喫緊の課題であり最重点項目でもあることから、労使一丸となり解決策を講じていきます。また、道電力総連とも連携を図り早期解決に取組んでいきたいと考えています。
 以上のことが解決できなければ、真の意味で「仕事と生活の調和」は実現されたとは言えなく、生活防衛が果たせないと考えます。

 二点目は、賃金改定と賞与についてですが、今後の課題も含め所感を述べたいと思います。
 まず、賃金改定に関しては、一年一歳間差の確保と賃金改善分として算定基礎の1%分を要求しました。妥結に至るまでの経緯はオルグ等で説明していますので詳しくは触れませんが、会社は最大限の賃金改善分の回答を提示してくれたと感じております。
 しかし、組合が強く要求していることは「賃金制度導入の早期確立」であります。 企業側にとっては、先行き不透明感のある業績のなかで決断までに至らなかったのだと察しますが、当社の財産が「人」であるならば、「人」への投資を重視し従業員が安心・安定した生活基盤を提供することが、活力を生み企業発展に繋がっていくことと信じています。従って、今後も賃金制度導入のため労使協調の上で議論していきます。

また、賞与に関して言えば、昨年と同額で妥結しましたが、喫緊の課題としては、生活給的部分の在り方を再検討し、安定した年間収入の確保に向けた取組みをしていかなければならないと考えています。

 最後になりますが、組合組織と組合員との関係について少し触れてみようと思います。
 皆さんも、「組合員の組合離れ」という言葉を耳にしたことはあると思いますが、我々、組合役員の側から見た場合、組合員が組織から離れるのではなく、組合執行部が組合員から離れているのではないかと思うことがあります。
 昨今、労使協定の改定や労働環境の悪化など様々な変化が起きています。組合員にとって耳障りの悪い事柄であっても、そこから逃げずに説明し理解を求めなければならない事象が多々あります。そのような時だからこそ、組合役員は自信を持って組合員と向い合わなければ信頼は得られません。
 また、組合役員研修やYLC(青年部)各種イベントのあり方が問われます。ひと昔前は資金があまり無く、手作りでイベントをせざるを得なかった為に、資金不足を知恵と工夫で補い、いかに組合員に楽しんでもらうか考え実行してきました。このような活動を通して必然的に次世代のリーダーが生まれ、次代を担う役員が育ったという時代でありました。  私は、その当時の活動形態に戻せと言っているのではなく、労働組合を存続させていくためには、現在の組合員のニーズをしっかりと捉え、新しい手作りのメニューを実践していくことが組織の活性化にも繋がると思います。

  昨年の大会でも話しましたが、人材育成対策部で教育計画の立案を作成中であります。今次、定期大会では残念ながら紹介することは出来ませんでしたが、年度内には組合員皆さんにご提案し、組織内決定が出来ればと思っています。
 時間の関係もあり、触れることのできなかった項目もありますが、足らざるところは皆さんの論議で肉付けしていただきたいと思います。本定期大会、限られた時間ではございますが、代議員の皆さんの真摯で活発な論議をお願い申し上げ、本部を代表しての冒頭のご挨拶とさせていただきます。

  ご清聴ありがとうございました。






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