2009年度本部定期大会委員長挨拶 ![]()
2009年度本部定期大会の開催にあたり、執行部を代表してご挨拶申し上げます。
本大会にご参集いただきました代議員をはじめ大会構成員ならびに傍聴者の皆さん、
大変ご苦労様です。
また本日は、大変お忙しい中、本大会の激励のために北海道電力総連を代表して「井田 会長」、北海道電力生活協同組合を代表して「田中 理事長」、それから、組織内議員を代表して苫小牧市議会議員「山中 保」議員にご臨席をいただいております。ご来賓の皆様方には当労組に対しますご指導とご厚誼に、組織を代表して心から感謝申し上げますと共に、改めまして会場の皆さん全員の拍手で御礼に代えさせていただきたいと思います。本日は大変ありがとうございます。
さて、皆様もご承知のとおり、社会・経済環境は激しく変化しております。原油高、原材料価格の高騰や米国のサブプライムローン問題が引き金となり世界的な金融危機を招き、国内産業へも大きな影響を与えました。
電力関連産業を取巻く環境はと言いますと、燃料価格の急激な上昇等の影響や、老朽化が進んでいる流通・発電設備への投資などにより大きな影響を受け、グループ本社では、創立した年以来57年ぶり2度目となる経常損失となりました。
グループ会社である当社は昨年を上回る利益を上げましたが、電気事業では苫小牧共同発電所NO.2重油タンク修繕のため営業損失をだし、更には、苫東厚真発電所コンベア火災に係わる補償関係費等が多額になることが予想されることから厳しい状況が想定されます。
このような背景の中、労働者である我々は、労働負荷の増大や長時間労働が常態化しているのが現状です。しかしながら、過重労働を見過ごすことは出来ませんので、喫緊の課題と捉え労使一体となり取組んでいきます。
さて、2009年度本部定期大会に際し、この1年間の活動経過報告、ならびに、本年度の活動方針につきましては後ほどご提案し、皆さんの論議に委ねることとしますが、幾つかの課題について私なりの所見を述べさせて頂きます。
はじめに、安全衛生についてですが、昨年を振り返りますと全国電力グループにおける労働災害件数は552件発生し、その内の死亡災害件数は29件30名の仲間が亡くなっています。ほくでんグループでは、労働災害件数は106件でその内の死亡災害件数は3件あり3名の方が亡くなりました。当社に於いては10件発生しており、幸にして死亡災害は発生していませんが一歩間違えれば命を落しかねない重傷災害が1件ありました。
また、今年度に入ってからも残念ながら労働災害は絶えず発生している状況であり、4月27日に発生した奈井江発電所コンベアの巻き込まれ重傷災害をきっかけに、現時点で4件の労働災害が起きています。
今次、夏季安全月間にあたって社長から「発生原因については、人的要因における行動の不適切(禁止事項の無視、注意不足等)が大部分で、従来のゼロ災活動(TBM・KY活動)で防止できる災害であったと思われる」また、「災害を発生させた背景として、年度に掲げた方針や目標が職場や協力会社に十分浸透していない現れとも言える」と、コメントがありました。
災害の発生原因に関しては、様々な要素が重なり合い起ると思いますが、ある文献によると、不安全な状態の物と不安全な行動をする人が出会うことにより、災害が発生すると言われています。しかし、施設から不安全な部分を取り去れば、災害の82%がなくなり、作業員が不安全な行動を止めれば、災害の94%がなくなり、また、この二つの条件が合わさると99%は無くなるそうです。
不安全な物と人が存在するのは、作業員自体の問題だけでなく、組織にも欠陥があり、管理が機能していないからであるとあります。
当社では、数年前からOSHMS(労働安全衛生マネージメントシステム)や、RA(リスクアセスメント)等を導入し、災害撲滅の為に取り組んで来ていますが、先に述べたように労働災害が後を絶たない以上、今一度、初心に戻り「安全の三要素」である「物(施設)」・「人(行動)」・「組織(管理)」を総点検する必要があると思います。特に、人の行動についてですが、現場では「○○ヨシ!」と指差呼称をして行動に移りますが、その前に予防の第一原則である「マテ」を取入れる事で、より一層の効果が得られます。「マテ」は基本ルールから外れた異常が無いかを予知することが大切であり、次の「ヨシ」は正しい行動をコントロールするための予防であります。どうか職場に戻られましたら、「指差呼称」をパフォーマンスと捉えず実践して頂きたいと思います。
また、「ご安全に!」を合言葉に、労働災害を出さない・起こさせない職場風土を創って行きましょう。
次に、09春季生活闘争についてでありますが、前段で申し上げたとおり前年度を上回る収支状況ではありましたが、要求項目に対し、経営側の反応は厳しい姿勢でありました。
賃金と一時金については、昨年と同額の結果を引き出すことが出来ましたが、しかし、労働組合が強く要求している、「賃金制度の確立」には至らず残念ではありますが、「安心・安定した生活基盤」を確保するためにも引き続き重点課題として取り組んで行かなければ成らないと考えています。
それから、時間外抑制対策についてですが、昨年度は法定外休日の時間外割増しを引き上げることが出来ました。本春闘では更に60時間以上の時間外に対し5割増しに引き上げることが出来きたことは、経営側も、長時間・過重労働の低減については一定の理解を示していると受け取っています。しかし、時間短縮の有効な手段が現時点では見つからないのが実情であります。
今後の活動展開としては、総実労働時間の短縮と時間外労働是正に向けて労使で継続的に話し合っていくことが重要でありますし、経営側へは、一歩踏み込んだ取り組みを要請するとともに、組合側も具体的な打開策を検討して行かなければならないと考えます。組合員の皆さんにも協力をお願いいたします。
次に、北見市議会議員選挙と国政選挙の取り組みについてですが、後ほど、井田会長からも挨拶でふれられると思いますが、来年4月に北見市議会議員選挙において組織内議員の「飯田 修司」議員が三期目の挑戦をいたします。北見地区に親族・友人・知人などが居られる方はご協力をお願致します。
次に、第45回衆議院議員選挙についてですが、解散・総選挙の期日は流動的ではありますが、9月には任期満了ですので目前まで迫ってきています。労働者である我々にとって、この選挙の重要性は言うまでもありませんが、民主党政権の確立に向けて電力総連のもと支援をしていかなければなりません。
次に、第22回参議院議員選挙でありますが、この選挙は来年7月に施行されますが、組織内議員「小林 正夫」現参議院議員が二期目に挑戦することになります。現在、組合員の皆さんに支持者入会活動に協力していただいていますが、来年の投票日まで引き続き特段のご協力を重ねてお願いいたします。
最後になりましたが、時間の関係で触れることが出来なかった項目もありますが、電力関連産業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が予想されると思われます。当社においても予断を許されない状況であると考えます。
当社の使命は、一言でいうと発電所の安定運転に寄与し、電力の安定供給に貢献することであります。その為にも、当社の技術・技能の維持および継承は重要であることから、「現場の声」を大切にし問題の本質を的確に捉え、労使協議を重ねて行きたいと考えています。
終わりに、限られた時間ではありますが、大会代議員皆さんの真摯で、活発な議論をしていただき、活動方針の確認をお願い致します。それから、今期をもって退任されます、福井副委員長と能登谷会計監査に於かれましては、これまでの組合活動に対します、ご支援・ご協力に心から感謝を申し上げるとともに、今後のご活躍を、心から祈念しながら、本部を代表しての挨拶とさせて頂きます。
ご清聴ありがとうございました。